『オキナワノコワイハナシ 2013』 ネタバレ&感想 『屋敷神』が怖すぎる! ぶっちぎりの恐怖と丁寧な作り

2018年7月28日土曜日

Prime Video ホラー モキュメンタリー 映画

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作品情報・あらすじ




作品情報

オキナワノコワイハナシ』シリーズの2013年版となる本作は、三編の怪談がオムニバス形式で語られます。
制作は沖縄の琉球放送。毎年沖縄でお盆に放映されている番組の様です。

また、本作はAmazonのPrime Videoで視聴する事が出来ます。

TSUTAYA ディスカスでもレンタルが行われていたり、ニコニコ生放送で一挙放送したりも行っているようですが、継続して見ることが出来るのは上記のPrime Videoという事になりそうです。

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あらすじ

第一話は嵐声(あらしぎー)、盆に海水浴場を訪れた女性が奇妙な女性に出会い…
第二話は屋敷神、新居を求める一家が、拝み屋を伴ってある屋敷に訪れる。しかしその屋敷には秘密が隠されていた。
第三話はてるてるぼうず。スマホ運転による交通事故で命を落とした幼い少女。彼女の霊はこの世に留まり…



以下、ネタバレ有りの感想です。





感想


丁寧な作り


どれも豪華な画作りではありませんが、この手のホラー物で良くあるチープな感じではなくしっかりと作られている印象。
調べた所、この2013の以前からずっと制作されており(なんと2004年から!)沖縄では毎年恒例の番組となっているようです。

上質なモキュメンタリー


最初に言ってしまいますが、第二話の屋敷神だけが三編の中で図抜けています。
これ、本当にテレビで放映したの?と思える程の恐怖映像です。

モキュメンタリー形式で屋敷に潜む怪異が描かれるのですが、ところどころで差し込まれるメッセージ入りのノイズや怪現象などのモキュメンタリーホラーに必要な要素はしっかり入れ込みながらも、更に屋敷に潜む怪異と狂気を少年視点で描ききっています。
小道具や古めかしい屋敷という舞台も沖縄らしさがあって良いです。

特に屋敷で行われてきた殺人と、それを実行し続けてきた家主の狂気が垣間見える機械の様な演技と抵抗は必見です。

結局、屋敷に根付いている怪異の正体がはっきりと明かされないまま終わるのも好印象。もっと尺があっても良かったかも…

手堅い作り


第一話の嵐声は捻った要素を混ぜては居ますが、割と正統派のホラー。放映された時期柄のお盆を題材にしているのも○。
オチである被害者の正体、そして彼女が〝あの世〟へと帰っていく構図にはなるほどなあ、という嘆息が出ました。

語りすぎないという点も踏まえて、中々手堅いスリラー作品ですが怖さは控えめ。暗闇の使い方は上手い。


ブラックコメディ?


第三話であるてるてるぼうずは交通事故で命を失った少女がその原因であるスマホ運転をする人間を次から次へと首をへし折っていく痛快(?)なドラマです。
オチが途中で分かってしまうのが難点ですし、殺した相手には特に何もお咎め無しなのがなんとも…

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