『ピアーズ・モーガンと連続殺人犯たち』感想【Netflix オリジナルドキュメンタリー】

2019年1月21日月曜日

シリアス ドキュメンタリー 実話系

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作品情報


Netflixのオリジナルドキュメンタリーです。
連続殺人犯達にテレビ司会者のピアーズ・モーガンがインタビューを行う、というのが主な内容です。

リンクはこちらから。



以下、ネタバレ有りの感想です。

12人の女性を殺害したマーク・リービ―やブロンクスの殺人鬼とされるアレックス・エンリケスなどの3人がインタビューの対象となっています。

そのどの犯行も女性や子供を狙っており、まさに悪逆無道の残酷な犯罪者としか言い様がありません。

そんな彼らに対して、どんな事を問いかけるのでしょうか? というのは興味が惹かれるかもしれません。

しかし、正直な所あんまり面白くは無かったです。
まず、犯人にインタビューして真実を掴むという内容である筈ですけども、当然彼ら犯人は否定しかしません。
それもその筈、基本的に全員は状況証拠を揃えられて判決が下った人物であるからです。

もし犯人であったとしても、それを自白するような事は彼らとしても行わないでしょうが、頑なに否定しかしないので特に面白みのあるような話を聞くことは出来ません。
最初から最後までずーっと否定しっぱなし。

被害者や警官達にインタビューも行っていますが、基本的に彼らもアイツが犯人だろう、という以上の話は無いのでどうにも退屈。
心理プロファイリングにしても、加害者の背景はあまり語られないので片手落ち感が。

やり取りが一方的なんですね。
状況証拠が揃っているが、確実な証拠が無い犯人達ですのでほぼ犯人である事は間違いないが、ひょっとしたら? という考えがどうしても付きまとう内容となっており、見終えてもそのもやもやは晴れる事はありません。

インタビュアーのピアーズ・モーガンもなんとか揺さぶりを掛けようと証拠を突きつけて行くんですが、相手の言葉尻を捕まえるような事もしているのでちょっと無理がある場面も多数。

これなら犯人たちへのインタビューではなく、事件そのものを中心に構成してくれた方が見応えがあったんじゃ…というのが素直な感想です。
大体のインタビューも喧嘩別れの様な形で終わってますし。

題材は面白そうなんですけどね…
なんともどっち付かずな内容でした。

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