Netflixオリジナルドキュメンタリー 『ルーザーズ:失敗が教えてくれること』感想

2019年3月11日月曜日

Netflix スポーツ ドキュメンタリー

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作品情報・あらすじ

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スポーツにおいて失敗はつきもの。なにせ勝者と敗者が必ず生まれる分野です。
そんな中でも、劇的な失敗をしてしまった人物と、そんな人物のその後を描いたのがこの作品。

 Netflixオリジナルドキュメンタリーらしい目の付け所が面白い一品です。
 再現映像の代わりに独特のアニメーション効果を用いて映像を補完しているのは少し好みが分かれるかも。

どこかユーモラスな印象を受けることもあって、自分は割と好きです。 
最初の方を見た感じでは正直割と見る部分は無いかなあ、と思うような内容だったのですが、カーリングを扱った『氷のように冷静に』から評価が一変。

これと『砂漠で行方不明』『アリー』『ブラックジャック』はそれぞれ扱っている内容か人物が実にドラマチックで、すごく面白く見ることが出来ました。
それだけにどこかテーマがぼやけてる印象を受ける最初の方の話が残念。

あらすじ

 ・ミスキャストの王者

ボクサー、マイケル・ベントの話。 親に強要されて始めたボクシングだけども、紆余曲折を経てまあ幸せにやってますよ、という話。

・勝利を呼んだ一噛み

サッカーチームのトーキー・ユナイテッドの話。 負ければリーグ降格が決まる試合で警察犬が選手に噛み付いて……という話。

 ・審判

 フィギュアスケート選手のスルヤ・ボナリーの話。
彼女自身の性質と黒人というのがフィギュアスケートにどうにも合わなかった、という話。

 ・氷のように冷静に 

カーリング選手のパット・ライアン、そしてカナダカーリング界に引き起こされた騒動の話。 トーナメントの決勝で大逆転負けを引き起こされたライアンは、カーリングのルールそのものの盲点を付いた新戦術を考案。 それはカーリングのルール自体を改定させるまでに。しかし彼はその改定後のルールでもとんでもない強さを誇った、という話。

・砂漠で行方不明

マラソン選手のマウロ・プロスペリはサハラマラソンの途中で砂漠で行方不明に。 自殺を図るも脱水症状で血が流れず一命を取り留めたり、途中見つけた建物の中で捕まえたコウモリを食べて難を凌いだり、そしてなんとか助け出された彼は日常に戻るも…… という話。この話だけ他の作品と比べて毛色が違う感じ。


 ・アリー 

アラスカの過酷な大自然、その1900キロを走破する犬ぞりレースの最高峰であるアイディタロッド。 その女性レーサーであるアリー・ザークルと彼女のチームメイトである犬達が遭遇した恐ろしい体験の話。 割と面白かったけど、彼女の身に引き起こされた悲劇が興味深かったというよりはアイディタロッドの過酷さとアラスカの自然の話が面白かったという方が正しいかもしれない。 実際、彼女と同じ状況に陥ってよりひどいことになってるレーサーが居るがそっちが割と簡単に流されてしまい、そちらの方がどうしても気になってしまいました……


 ・ブラックジャック 

バスケは上手いがそれ以外がてんでダメのロクでなし、そんなジャック・ライアンの話。 バスケは本当に上手かったが、酒と遊びで学校もまともに出ずに大学も卒業できないのでNBAなんかへは当然進めず、一念発起してプロテストを受けるもその時にはもう既に二十代後半という年齢もあってその座を掴むことが出来ず。 ストリートバスケに精を出すも、父が死んだことをキッカケに家から放り出されてもうどうしようもない状況に。そんな彼を救ったのは……? という話。芸は身を助けるというのが実にらしく、最終的に手に入れた職は彼の性格やスキルも相まって正に天職、という印象。

・最終ホール

プロゴルファーであるジャン・バルデベルデと彼の生い立ち、そして全英オープンで引き起こされた彼の悲劇の話。

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