【Netflix】『ザ・サイレンス 闇のハンター』静かな世界、騒がしい化物 ――あらすじ&感想

2019年4月18日木曜日

Netflix サスペンス パニック 映画 劇場未公開

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こんな人にオススメ

こんな人にオススメ
・スタンリー・トゥッチ好き
・パニック映画好き
・ちょっと変わった設定が好き


作品情報・あらすじ



Netflixで視聴。Netflixオリジナル配給の作品です。
リンクはこちら。
https://www.netflix.com/title/81021447

本作は〝ベスプ〟と呼ばれる音に反応する獰猛なコウモリのような生命体が支配するようになった世界で生き残る一家の話となっています。

バタフライ・エフェクト2やアナベルの監督であるジョン・R・レオネッティを監督に迎え、
アリー役は同じNetflixのドラマ『サブリナ:ダークアドベンチャー』でサブリナ役を演じるキーナン・リプカ、その父親であるヒュー役にスタンリー・トゥッチを迎えています。


あらすじ


アメリカのとある洞窟を調査する一団。彼らは調査の一環として岩盤を爆破し、その奥へと進もうとする。
しかし、奇妙な鳴き声と共に襲いかかる謎の生命体達。

一方、ハイスクールに通う聾者である主人公のアリーはトラブルもありながら、父のヒューに母、そして弟と祖母、そしてボーイフレンドに囲まれて暮らしていた。
しかし、突如として謎の生命体がアメリカ全土を襲っている事を知る。

音に反応するその生命体は街に居ては危険だというヒューの提案もあり、郊外へと逃れる一家。途中でトラブルと〝ベスプ〟と呼ばれる生命体との接触がありながらもなんとか安全な隠れ家を確保する一家。

しかし、その過程でアリ―の母がベスプに襲われた傷口が悪化した事により、抗生物質が必要になってしまう。
アリ―とヒューは抗生物質を手に入れるために街へと出かける事になったが、そこで待ち受けていたのは思いもよらぬ事態、そして人間たちであった……

感想


音に反応して襲ってくる獣が支配する世界でのサバイバル物です。
肝心のモンスターの造形ですが、肉肉しいコウモリという感じで割と気持ちの悪い造形であり、CGもよく出来ています。
良い部分としては各シーンでかなりの数が空を支配してるのが分かるのが最高ですね。鉄塔にこれでもかというほどに群がっているシーンや、人や動物の死骸に卵が植え付けてあるシーンはかなり気持ち悪くて印象に残っています。

パニック映画としてはちょっとストーリーに弱いところがあるかな、という感じ。

視点としてはかなりアリー達の一家を中心に描いた物となっており、大パニックや混乱が描かれるというよりは一家が逃げて、隠れて、そして問題とぶつかるというかなりこじんまりとしたストーリー構成です。

オチも含めてきちんと完成されているのですが、音に反応するという設定のベスプもどの程度の音に反応するのかがちょっと作中でもブレている所があったり、いくらなんでも繁殖速度早すぎでは?という疑問があったりとかちょっと甘い物が。

というかベスプが割と早めに舞台装置になっちゃうのが惜しいかなあ。パニック物の常としてやっぱり敵が人間になっちゃいますし。

ただ、割と明るめな終わり方なのはかなり好印象です。アリーのその後を含めてそういう"らしくない"ところはいい感じです。

総評としてはすこしスケールが小さいけれどクオリティは中々高めのパニック映画かな、と。

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