こんな人にオススメ
・南アフリカの歴史に興味がある
・歴史好き
・実話を元にした映画が好き
作品情報
原題は"Kalushi"。南アフリカ制作で、2016年公開の映画です。
作品へのリンクはこちらから。
本作はソロモン・カルーシ・マシャングというアパルトヘイト制作下において独立闘争に身を投じた一人の青年を描いた実話に基づいた映画であり、舞台は1976年頃の南アフリカと近隣諸国となっています。
主人公であるソロモン役を演じるのはThabo Rametsi(タボ・ラメツィ?)さんです。
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ブレンダというガールフレンドやモンディという悪友に囲まれ、アパルトヘイト下の南アフリカで暮らしていたソロモン。
一人で家を切り盛りする母を助け、学生ながらも違法な電車内での売り子をしていた彼は、ある日トミー・ロンドンと呼ばれるアフリカ民族会議(ANC)の活動家であり、旧知の仲の相手にソウェトでのデモ行進に参加するように則される。
誘いを無視し、売り子を続けるソロモンだったが、ボーア人警官達に非情な暴行を受けた事、そしてブレンダから聞かされたソウェトでの惨劇――後にソウェト蜂起と呼ばれる――を知った彼は、トミー・ロンドンやモンディ、そしてラッキーという知り合いと共に解放闘争に加わるべく、アンゴラでの軍事訓練に参加する。
名前すら無い少年との出会いや、難民キャンプでの意味のない日々の後に軍事訓練を行ったソロモン達は南アフリカに帰還し、闘争を開始しようとする。
しかし、モンディ達との衝突から命令として受けていたエスティワニ(作中においてはスワジランド)近郊ではなく、ソウェトでの活動を行うことに。
その結果として、活動する前に警官の巡回に銃火器を見つかった彼らは、銃撃戦の末に逃走。
ある工場に逃げ込んだソロモンを追うモンディは、そこで働いていた従業員達を手に掛けてしまう。
その後にリンチに合っていた彼を誰も傷つける事なく助けた結果、捕らえられたソロモンは南アフリカの支配層であったボーア人が作り上げた理不尽な法によって仲間たちと共に死刑を宣告される事に。
しかし、彼は死刑判決の場で臆することなく誇り高く叫ぶ――
本作はソロモン・カルーシ・マシャングというアパルトヘイト制作下において独立闘争に身を投じた一人の青年を描いた実話に基づいた映画であり、舞台は1976年頃の南アフリカと近隣諸国となっています。
キャスト・登場人物
主人公であるソロモン役を演じるのはThabo Rametsi(タボ・ラメツィ?)さんです。
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あらすじ
ブレンダというガールフレンドやモンディという悪友に囲まれ、アパルトヘイト下の南アフリカで暮らしていたソロモン。
一人で家を切り盛りする母を助け、学生ながらも違法な電車内での売り子をしていた彼は、ある日トミー・ロンドンと呼ばれるアフリカ民族会議(ANC)の活動家であり、旧知の仲の相手にソウェトでのデモ行進に参加するように則される。
誘いを無視し、売り子を続けるソロモンだったが、ボーア人警官達に非情な暴行を受けた事、そしてブレンダから聞かされたソウェトでの惨劇――後にソウェト蜂起と呼ばれる――を知った彼は、トミー・ロンドンやモンディ、そしてラッキーという知り合いと共に解放闘争に加わるべく、アンゴラでの軍事訓練に参加する。
名前すら無い少年との出会いや、難民キャンプでの意味のない日々の後に軍事訓練を行ったソロモン達は南アフリカに帰還し、闘争を開始しようとする。
しかし、モンディ達との衝突から命令として受けていたエスティワニ(作中においてはスワジランド)近郊ではなく、ソウェトでの活動を行うことに。
その結果として、活動する前に警官の巡回に銃火器を見つかった彼らは、銃撃戦の末に逃走。
ある工場に逃げ込んだソロモンを追うモンディは、そこで働いていた従業員達を手に掛けてしまう。
その後にリンチに合っていた彼を誰も傷つける事なく助けた結果、捕らえられたソロモンは南アフリカの支配層であったボーア人が作り上げた理不尽な法によって仲間たちと共に死刑を宣告される事に。
しかし、彼は死刑判決の場で臆することなく誇り高く叫ぶ――
感想
いの一番に結論を言ってしまうと、中々面白かったです。
とにかく淡々と話が進んでいくようで、要所要所で盛り上がる部分あり、当時の南アフリカの空気を感じさせる部分ありと、静かに盛り上がっていくようで、この手の映画にありがちな、主人公が何かと折に触れて思想的な物を語るなんて事はありません。
主人公の魅力
主人公のソロモンはむしろ控えめ。
友人のモンディや同志であるトミー・ロンドンが力強く独立思想を語るのに対して、彼はむしろ彼らを嗜める側。それだけに彼が判決場で行う、解放を叫ぶラストの演説が胸に来ます。
友人のモンディや同志であるトミー・ロンドンが力強く独立思想を語るのに対して、彼はむしろ彼らを嗜める側。それだけに彼が判決場で行う、解放を叫ぶラストの演説が胸に来ます。
闘争は続く
死を間際にしながらも、堂々とそして誇り高く死んでいったソロモン。
今もなおプレトリア郊外には彼の名前を冠した広場があるなど、故ネルソン・マンデラを始めとする著名人ほどの知名度は無くとも、彼もまた独立闘争の象徴というべき存在になっています。
日本ではあまり馴染みの無い彼ですが、彼が生きた様子を是非観てほしいところです。
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