『 悠久の地、サッカラ遺跡 眩き時代を語る』あらすじ&ネタバレ感想【Netflixオリジナル】

2020年12月20日日曜日

Netflix ドキュメンタリー 社会派 歴史

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作品情報


 簡単な解説


  原題は『Secrets of the Saqqara Tomb』。邦題は少し気取った感じですね笑

 


 本作は4400年前にエジプト王に使えた神官の墓を掘り進めていくエジプトの考古学者を中心とした発掘チームと、そこに眠る存在を追ったドキュメンタリーです。

 視聴はこちらから。


 制作陣・キャスト

 監督はジェームズ・トーベル。数々のTVドキュメンタリーを手掛けてきた実力派です。

 制作はポンペイやピラミッドのドキュメンタリーを手掛けているAt Land Productions、All3Mediaの傘下であるLion televisionが行っています。


 舞台となるのは、サッカラ遺跡。これまでも数々の遺物が見つかっている歴史的にも重要な遺跡です。

 毎年のように新発見があるようで、これからの発掘にも期待が持てます。

 この番組内でも重大な発見があり、日本語メディアでもその成果は度々紹介されていますね。

https://www.afpbb.com/articles/-/3315979


作品中でも出てきますが、子ライオンのミイラなども見つかっています。

https://www.afpbb.com/articles/-/3197096


 この事から、数多く存在しているエジプトの遺跡の中でも有名な部類に入るのでしょうね。


感想(ネタバレあり)

 基本をしっかり抑えた出来

本作の内容としては

・発掘チームの内情や生活、生き方。

・発掘対象であるワフティーの生涯の考察。

・エジプトの風土や伝説

 どういう物を発掘しようとしているのか、ミイラはなぜ作られたのかなど、基本的な部分にもしっかりと触れているので、知識の無い方でも問題が無いかと。


 壮大なエジプトの歴史を感じよう

 本作を見て驚くのは、その発掘される品々。

 様々なミイラや彫刻、碑文と言った物は当たり前のように出土しますし、本当に4000年以上も前の物なのか?と思うほどに鮮やかな色が残ったままの壁画や、巨大な猫のミイラなど、変わり種もたくさん発掘されていきます。

 そのどれもが、砂のなかに埋もれていたからなのかものすごく保存状態がよい!

 これだけでも考古学マニアにはたまらない作品となっているのではないのでしょうか。


  やや地味なのが難点?

 しかし、その一方でピラミッドなどのような分かりやすいアイコン的な物は出てきませんし、作中において発掘チームが行っている事は成果物からその墓がどんな物であったのか、どんな人物が埋葬されていたのか、どんな体格だったのか…という事は、骨などから愚直に読み取る姿からはどこか学術的、考古学マニア向けな印象を受けます。

 間口は広く作ってありますが、基本的に古代エジプト・考古学などに興味がある人向けという印象ですね。

 その代わり、考古学という分野に少しでも興味のある人にとってはお宝映像です。



 それでも、題材がいいので魅力的な作品

 それでも、猫たちが埋葬されている墳墓など面白い物もたくさんありました。ジャンルに興味がある人ならば間違いなくおすすめな作品です。

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