『All About Beer』あらすじ&ネタバレ感想【Prime Video限定】

2021年1月2日土曜日

Prime Video ドキュメンタリー 映画 実話系 社会派

t f B! P L

作品情報


 簡単な解説


  直訳すればビールのすべて、となるのでしょうか。

  PrimeVideoに突如として追加されたこのドキュメンタリーは、イタリアのクラフトビールの現状を切々と語ったものとなっています。

ドキュメンタリーの印象が強いのはNetflixだったのですが、PrimeVideoにも結構ドキュメンタリー作品があるみたいですね。ちょっと検索しにくいので、見つけるのは大変ですが…










さて、イタリア? ワインじゃなくてビール? という事を考えるかもしれませんが、イタリアです。ミラノやピエモンテと言った北部のブルワリーを特集した作品になっています。

 ノリで始めてみた人や、小さい頃から食通だった人が設立していたりと、様々な方がクラフターとして存在している。作り手だけでなく、工場やバーなども伺える、ビールの飲みたくなる一本となっています。


 製作者はDavide Cisterna、調べましたがBorn in the Street(こちらもPrimeVideoで観ることができる、ミラノのストリートアートの現状と歴史を追ったドキュメンタリー作品です)といった他のドキュメンタリーの監督であるという事位しかわかりませんでした。

 イタリアの女性の方のようですね。

 映像へのリンクはこちらから。


アナウンスもなく、突然追加されているので知名度はほぼ皆無に等しい本作ですが、結構面白かったので紹介です。


感想(ネタバレあり)


 おしゃれなブリュワリー

 さて、このドキュメンタリーで紹介されているブリュワリー(醸造所)ですが、どこのブリュワリーもおしゃれな感じ。

 それもそのはず、一部のブリュワリーを除いて、どれも10年以内に出来た新興ブランドで、特徴的なのがブルーパブ(ブリュワリーパブ、醸造所に併設した飲食店)を備えている事。つまり、できたてのビールをすぐに飲める環境となっているのです。

 隣接する醸造所で作られた出来たてのクラフトビールをすぐに呑める羨ましい環境なんですねえ。

 このご時世が落ち着いたら、イタリア観光を兼ねてビール旅行、なんて事もいいかもしれませんね。


 異質な造り手達

 しかし、この作品を観て思ったのが、クラフターの皆さんの異色さ。

 別の仕事をしていた方が突然ビールづくりを初めて、軌道に乗るまで別の仕事と並行して醸造をしていた方や、イタリアのワイン文化に反抗してビールブランドを立ち上げた方など、酒造りというイメージからはとてもかけ離れた人々です。

 イタリア以外のクラフトビールはどんな環境なのでしょうか。ちょっと気になったり。


 職人気質なマイスター達

 風変わりなクラフターが多く紹介されていますが、彼らのビールに対する思いは本物。

 更に地場の物をどんどんと取り入れ、地元の果物を取り入れたフルーツビールを創ってみたり、ほとんど輸入に頼っているホップを含めて、100%国内産を目指して畑作りから始めたりなど…

 郷土を愛する心がしっかり根付いているんですね。


 日本でもイタリアンクラフトビールが飲める!

さて、作中で紹介されているイタリアのクラフトビールなんて手に入りようが…と思いきや、全然手に入るのです。


San Michele(サン・ミケーレ)

https://www.birrasanmichele.it/jp/aida-jp.html


Soralama(ソララマ)

https://japanbeertimes.com/2019/10/soralama/?mode=ja


Baladin(バラデン)

https://mitsuifoods.co.jp/mfp/import/baladin/


作中でもクラフター達が日本に向けて輸出している事を述べていますし、気軽に(値段は気軽じゃないですが)手に入ってしまう時代なんですね。

 サン・ミケーレは特に有名なブランドでは無いでしょうか?

 機会があったら飲んでみてくださいね。

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