『シーシュポス:The Myth 第1話』あらすじ&感想(ネタバレあり)【Netflix】

2021年2月23日火曜日

Netflix SF アクション シリアス 韓国ドラマ

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作品情報


 簡単な背景解説

 

『馬医』のチョ・スンウと『美男<イケメン>ですね』、『7番房の奇跡』のパク・シネをダブル主演に迎えた本作。

ジャンルはSFサスペンスといった所でしょうか。韓国ドラマでこのジャンルはかなり珍しいような……


日本語吹き替えは無し。というより韓国語以外はまだ無いみたいですね。


作品へのリンクはこちら


 制作スタッフ・キャスト


 主人公となるハン・テスル役はチョ・スンウ、もうひとりの主人公になるカン・ソへ役にパク・シネが勤めています。


 また、本作は250億ウォン(日本円で24億)もの予算を注いで作られた超大作です。(ソース:https://view.asiae.co.kr/article/2021021112323717487) それもあってかNetflix側もかなり猛プッシュしている様子が伺えますね。


 制作はJTBC、韓国;中央日報系の放送局ですね。Netflixユーザーなら『梨泰院クラス』の所と言えば一発なのではないでしょうか。

 一応ケーブル局という事になっているようです。それで250億ウォンもの巨額を投じて本作を制作しているわけで、まさに局を上げての一大事なのでしょうね。


 補足説明

本作は韓国でも放映されているという事もあってか、Netflixではおなじみの全話一挙配信という型式ではなく、毎週一話ずつという型式となっています。毎週水曜日に更新されるようですね。

ちなみに第一話は初回という事もあってか1時間超えの拡大編成になっています。


タイトルのシーシュポスは「シーシュポスの岩」で有名なギリシャ神話に登場する神であり、「シーシュポスの岩」は日本でいうと「賽の河原」であり、どれだけ辛苦を重ねても徒労に終わることを指しています。




あらすじ


"すぐ逃げる""誰も信じるな""ハン・テスルに関わるな"、この3つを父親と約束し、現代の韓国へと降り立ったカン・ソヘ(演:パク・シネ)。自分を追う謎の武装した人間たちから、スーツケースを持って逃れた彼女は、アイドル志望の青年サンの家に転がり込む。


一方、有名企業の創設者であり、天才エンジニアとして知られるハン・テスルはお忍びでのサイパン旅行の帰りに飛行機のトラブルに巻き込まれる。

10年前に亡くなった兄の幻影を見つつも、持ち前の技術で航空機の故障部位を処置し、墜落を防いだ彼が事故から復帰すると、彼の解任署名が決まった事を、テスルの親友にして共同CEOであるスンボク(演:パク・サンヨン)から告げられる。


協力する代わりに、カウンセリングを受け、薬物中毒から脱しろと告げられたテスルは、友人であり、カウンセラーでもあるソジン(演:チョン・ヘイン)との会話の中で10年前の出来事を回想する。


会社のパーティー会場に訪れた兄テサン(演:ホ・ジュンソク)から告げられた、「この世には別の世界の人間が紛れ込んでいる」「俺たちを監視している」「お前を探していて、捕まえに来る」という言葉を信じられず、追い返してしまった事。その後彼が亡くなってしまい、ずっと後悔し続けている事。

その胸中を吐露し、帰路に着いたテスル。しかし、彼の家に墜落寸前だった航空機の副操縦士が現れ、USBをテスルに手渡す。

USBの中に映っていたのは、飛行機のトラブルとなった原因がスーツケースと人が飛行機に激突した事、そして激突した人間が兄テサンであるという衝撃的な映像だった。


航空機の飛行経路からスーツケースが落ちたと思われる場所を割り出し、単身捜索しに行き、発見するテスル。

彼はロックされたスーツケースに、兄が暗証番号として使っていた自分の生年月日を入力する……


そんなテスルに、ソヘはメッセージを送ろうとする。

その内容は、〝絶対にスーツケースを開けるな〟〝貴方を捕まえに来る人たちがいる〟という物だった……



 感想(ネタバレあり)


 一気に引き込まれた第一話

衝撃的なスタートと、一気に引き込まれるラスト。

とんでもない作品が来たな、というのが正直な感想です。制作費250億ウォンは伊達じゃないですね。


 第一話で気になった伏線


・ソヘと、彼女が来た世界の正体

・彼女を追う謎の組織

・なぜテスルの兄が航空機に激突したのか


 これらが1話で開示された主な伏線でしょうか。

 

 ソヘの居た世界はどんな場所だったのか

 ソヘが前に居た世界は新鮮な果物が存在せず、バナナの食べ方も分からず皮ごと食べるという姿を見せていました。

 ソヘの父が缶詰の物しか食べさせてやれなかった、と話しているのでかなり荒廃した世界であるのは間違いないんでしょうね。

 別の未来、という事でいいんでしょうか?


 彼女を追う組織の正体は?

 ソヘを追う謎の組織。ガイガーカウンターのような物を所持し、ソヘを追っていましたが正直彼女に容易にやり込まれていたな、と思いました。

 サンとのファーストコンタクトの時にも体術らしき物を見せていましたし、彼女がかなり強いという事なんでしょうか? この辺りも気になる所。


 一番気になる、テスルの兄について

 何よりも気になるのはテスルの兄、テサンです。

 彼が言っていた事を、最後にソヘが告げている事から未来について何かを知っていた事は明らかでしょう。

 また、10年前の死体は損傷がひどかった、という点も気になります。彼の身元を確認できたのは手にしていたバッグのみ。

 そして、1話のラストで暗示されていたように、謎の世界(未来?)と関わっている事が深く示されています。


 アポロ・ディスコについて

https://www.youtube.com/watch?v=zsYCsvj4Nc4


墜落時にテスルがスンボクに言い残していたセリフの中に、アポロ・ディスコという単語が出てきます。(日本語字幕だとカットされている部分ですが…)

調べたところ、月尾島の遊園地にある遊具のようですね。

確かに飛行機の墜落の時に思い出しても無理はないのかも?

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