『心霊盂蘭盆12 冥婚輪廻』あらすじ&ネタバレ感想【Prime Video】

2021年6月16日水曜日

Prime Video ホラー モキュメンタリー 実話系 日本

t f B! P L

  実録系のホラー作品です。

 PrimeVideoの見放題に来ていましたので視聴しました。

本作の特徴は

・冥婚と言われる風習をモチーフにした心霊もの

・映像の作りは丁寧

・あるエピソードの生者が妙に怖い

となっています。では、感想とあらすじをどうぞ!


『心霊盂蘭盆12 冥婚輪廻』の簡単な解説

『心霊曼邪羅シリーズ』などのホラー作品を多く手掛けているLAMIAProjectさんの作品で、これが12作品目との事。

 内容は視聴者からの投稿映像を元にした実録系ホラーとなっています。

 LAMIAProjectさんでは多くの類似シリーズが存在するようで、曼荼羅シリーズは映画版もあるとか。

  PrimeVideoにも多くのシリーズが揃っているので、気になった方は是非チェックしてみてはどうでしょうか。

 出演されているのは舞城モアサさん、本作以外にもこの心霊盂蘭盆シリーズの6~13に出演されているそうです。

 ファンの方は要チェックかもしれませんね。



 作品へのリンクはこちらからどうぞ。

心霊盂蘭盆12 冥婚輪廻』のあらすじ

赤い封筒

結婚式を控えた男性を映した動画。

飲み会を終えた帰り道、ビデオを通して撮影者が謎の女性を見てしまう。その姿を追っていくと、電柱の影に赤い封筒が落ちており、それを拾う男性。中には血の付いた髪の毛が入っておりすぐに捨てたのだが、電柱の影から何物かがその様子を見つめていた。その後、こつ然と男性の姿は消してしまう。

そのまま男性は行方不明となり、結婚式も中止、婚約者も亡くなってしまったとの事。



仏滅結婚式

結婚式の打ち合わせを行うカップルを映した動画。

打ち合わせが順調に進んでいるが、途中でノイズと共に新郎が消えてしまう映像トラブルが。

その後、元に戻るも数十分後に再び映像トラブルが。今度は新婦側も消えてしまう。しかし、その後新郎が突如として意識を失い、倒れてしまう。

別の角度から映した映像には、部屋の隅に立つ謎の女性の姿が…

結婚式の新郎はその後行方不明になってしまったとの事。なお、結婚式の予定日は仏滅だったという…


祝呪の交差

撮影者自身の結婚を切っ掛けに、同級生たちと撮った映像。

レンタルスペースを借りて友人たちと楽しむ撮影者と同級生一同。遅れている仲間の一人を迎えに行こうとしたところで、突然部屋の扉が叩かれる。

しかし、扉を開けても誰も居ない。困惑する一同だったが、部屋の入り口に赤い封筒が落ちている事に気がつく。異様な匂いのする封筒を開けると、中から髪の毛の束が。

驚く撮影者。だが、次の瞬間部屋の中から全員姿を消し、窓の側に一人の女性が立っている。異様な風体をした女が目の前に迫ったその後、一同は何事もなかったかのように撮影者に声を掛けてくる。困惑する撮影者だったが、次の瞬間に突如として電気が落ち、カメラの暗視装置を付けたところ、彼女に重なるように謎の女の姿が写っていた…

その後、撮影者は結婚式の当日に行方不明、結婚相手であった彼女は交通事故で亡くなったという…


撮影者の鬼胎

結婚式用の映像の為、式の当日に密着撮影した時の映像。

カップルのインタビューが始まった途端に謎のノイズが。話が続く中、ずっとノイズは発生し続ける。そしてカメラマンは新郎の首を締めようとする謎の手を目にする…

新郎は結婚式の途中に抜け出したまま戻ってこず、行方不明になり、新婦もその後亡くなったという。

その後、新婦の母が結婚式場側に写真を作ってほしいとの依頼が。その依頼とは、新郎新婦の二人が並んでいる物が欲しい、新婦側の顔を死んだ時の顔に張り替えてほしい、新郎側の顔は消してほしいという常軌を逸した物だった。


冥婚輪廻

取材を行ったスタッフが『撮影者の鬼胎』の結婚式場の関係者にインタビューを行い、以前あった出来事を語ってもらう。

同じ様に新郎が失踪した事件として、『仏滅結婚式』、『赤い封筒』の話を噂として知っていたと語りだす。また、その結婚式は以前の結婚式の新婦が亡くなってから四十九日に当たる物であったという。また、式の当日が仏滅であった事も共通だったという。

最後に『撮影者の鬼胎』のカップルの別映像が流れる。


心霊盂蘭盆12 冥婚輪廻』の感想


 良い出だし

赤い封筒は最後以外はいい雰囲気でした。カメラが上下に振れて怪現象という撮り方は悪い意味で定番になってしまうのですが、まだこの辺りでは面白いです。


 シチュエーションが…

仏滅結婚式はまず昼間というシチュエーションが面白くないのと、怪現象が雑かなと。ノイズもこんな乗り方はしないでしょ、という感じなので。


 楽しい友人達との集まりが恐怖に変わる

祝呪~はシチュエーション勝ちです。これが一番良かったですね。上下に振れて怪現象が起きるという定番ながらも、どっきりポイントもしっかりあり、怪異の異質さが一番よく出てた気がします。


 この後の方が…

撮影者~はあんまり…全体的に退屈な感じでした。この後に流れる連作というか続編のような形になっている冥婚~の母親の演技の異様さに完全に負けてますね。


 すべての話が繋がる形式

冥婚~はこれまでの4作品の繋がりを示す謎解き編みたいな形なのですが、ちょっとややこしい構成になっているのが難点。

ただ、前に言ったように気の触れた母親役の怪演が良かったです。というか幽霊よりこっちの方が怖かった…


 映像は丁寧、パンチ力には若干欠けるか

怪現象は控えめ、どちらかと言うとシチュエーションで怖がらせるタイプの作りでしたが、作り自体は悪くない作品でした。

行方不明になり過ぎでしょ…とは思いましたが、そういうところに突っ込むのは野暮ですね。

ドッキリというよりは、じわじわと怖がらせて行くタイプの作品でした。その点映像作りは丁寧で、一部?となるシーンもあるものの、雑なCGがいきなり出てくるというようなびっくりシーンはあまり無いのが好印象です。


テーマになっている冥婚については台湾の地方で行われている風習だとか。詳しくはこちらのURLをどうぞ。

https://news.yahoo.co.jp/byline/tanakamiho/20200803-00190803/


少し前にSNSで話題になったみたいなので、それを題材にしているんですかね。

ただ、上のURLにあるような本当の風習とはかけ離れた物となっており、本作の冥婚は強制的に幽霊と結婚させられるというような演出となっています。



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