『ヴァン・ヘルシング シーズン5』あらすじ&ネタバレ感想【Netflix オリジナルドラマ】

2021年8月16日月曜日

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『ヴァン・ヘルシング シーズン5の簡単な解説』

 ついに最終シーズンとなるシーズン5を迎えたSFホラーファンタジーである本作。シーズン4の最終話を放映した19年12月の時点でシーズン5への更新が決まっており、またそれが最終シーズンである事は以前より明らかになっていました。
 米ケーブル局のSyfyとNetflixとの共同配信となっている本作は、本国では今年の6月に最終話が放映され、7月に日本のNetflixで視聴出来るようになりました。

 本作にはこれまでのシリーズと同じように字幕はありますが、吹き替えはありません。

 Netflixの本作へのリンクはこちら

 本シーズンでは『サンズ・オブ・アナーキー』でティグ役を演じたキム・コーツが過去のルーマニアでの回想でダリボー伯爵を演じています。

 スタッフにはシーズン4でのような異動はなく、メインキャスト達も変わらず揃っています。
 中でもドラキュラとオリビア伯爵夫人の二役を一人で演じているトリシア・ヘルファーが見ものです。

【↓これまでのシーズンのあらすじなどはこちらからどうぞ↓】

『ヴァン・ヘルシング シーズン5のあらすじ』

 シーズン4のラストで見知らぬ場所へと飛ばされたジャック。
 彼女がたどり着いたのははるか過去のルーマニアだった。そこではまだダークワンと化す前、オリビア伯爵夫人であった頃のドラキュラが居た。
 彼女はまだドラキュラではない。それを知らぬままに彼女の命を狙うジャック。短刀を突き立ててオリビアの命を奪う事に成功するも彼女は捕らえられ、処刑される。

 しかし、ミカエラはオリビアを村人達を使って蘇生。彼女をダークワンとするべく儀式を行う。

 埋葬されたジャックは吸血鬼であるので蘇生。蘇生直後に彼女が出会ったのは、吸血鬼と化す前のバートリであった。彼女は有名な吸血鬼ハンターの一族であり、シスターフッドの長でありミカエラの命を狙ってルーマニアに来ていたのだった。
 ミカエラの命を狙うとともに儀式の遂行を止めるべく動くジャック達。だがダークワン(ドラキュラ)は現世に復活してしまう。それでもバートリの秘術によってダークワンを撃退しようとするが、失敗。

 ジャックはバートリの秘術が記された巻物とオリビアの夫であるダリボー伯爵に託された赤子と共に逃走。その赤子こそがヴァン・ヘルシング家の始祖となった。

 現代ではオレンジの粉を吸い込み、倒れたアクセルとジュリアスがサンシャインユニットと呼ばれる施設でドクの治療を受ける。
 そこで凶暴化した吸血鬼の襲撃を退けた後、愛するジョーリーンの元へとドクは向かうこととなり、バイオレットの元へと向かう二人とは別れる事に。そして彼女はラブランドでジョーリーンと合流する。

 そのバイオレットとアイボリーはシーズン4の最後で大統領を殺し、成り代わったダークワンを襲撃した事でフォートコリンズに捕らえられていた。
 処刑されそうになった二人だが、監視カメラのバックアップに残されていた大統領の殺害映像を見せる事で難を逃れる。

 その後はダークワンの追っ手により仲間のシスターフッドを殺されるなどの事がありながらも、バイオレットはとある教会で数百年の間眠っていたジャックを目覚めさせる事に成功。
 しかし、その際に襲撃してきた吸血鬼によりジュリアスを失ってしまう。

 一方、ダークレルムと呼ばれる領域に囚われていたヴァネッサは夢で呼び寄せたアクセルの手助けにより脱出に成功。闇の力を操れるようになった彼女はワシントンDCに潜入しニーナと呼ばれる吸血鬼に成りすましダークワンに接近する。
 ヴァネッサの伝言に従いワシントンDCを目指すアクセルとバイオレット。その過程で吸血鬼となっていた前大統領パークを人間に戻し、国防総省との連絡に成功。

 アイボリーとジャックもワシントンDCに潜入し、反吸血鬼レジスタンスに合流。ヴァネッサとの連絡も取り、ジャックが過去から持ち帰ったバートリの巻物を使ってダークワンを封印することを画策するがレジスタンスの拠点をバートリが襲撃。
 ヴァネッサの能力により難を逃れた一行はバートリを人間に戻す事に成功。それに動揺したダークワンにヴァネッサが一撃を与える。
 が、ダークワンに操られたバートリは一行の所持していた魔封じのアミュレットを開放してしまう。それ以上操られる事のないように彼女は自死してしまう。

 万事休すかと思われたが、バートリを人間に戻した際にヴァネッサが彼女の過去に触れていた事で巻物が読める事が判明。
 ホワイトハウスに鎮座するダークワンに襲撃を仕掛ける事に。

 完全な力を取り戻したダークワンの闇の波動によって噛まれても居ないレジスタンスが吸血鬼と化す、吸血鬼化したデルタフォースの襲撃などがありつつも、ヴァネッサ、バイオレット、ジャックの三人はダークワンの待つ大統領執務室へとたどり着く。
 しかし強大なダークワンの前には敵わず、支配されたヴァネッサはバイオレットを手に掛けてしまいそうになる。

 だが、その窮地を救ったのはダークワンの中に潜んでいたオリビアであった。ヴァネッサに一撃を与えられた際に目覚めた彼女の抵抗もあり、ジャックはダークワンに噛み付く事に成功。
 オリビアの体の中にあったダークワンをヴァネッサの体に封印する事に成功するも、彼女は倒れる。

 やや時は流れ、パークの大統領就任式が行われる。
 吸血鬼のいないアメリカを目指す事を宣言する彼は、アクセルに勲章を授与する。その席で彼はある事を要求した…

 アイボリーはシスターフッドの生き残りを探しに旅に出て、ジャックとバイオレットは蘇ったオリビアに現代を案内するとともに、自分たちこそが赤子の、そしてオリビアの子孫であると告げる。
 一方、病室で眠り続けるヴァネッサ。その傍らには始まりの時と同じようにアクセルが付き従っていた。彼は彼女が目覚めるまで待つつもりだったのだ。かつてと同じように眠れる森の美女と呼ぶアクセル。

 一方、ヴァネッサは己の精神世界で成長した娘のディランや友人のスーザンと再会。ここがどこなのか、ダークレルムなのかも分からないが、彼女はそれを受け入れてエンドロール。

『ヴァン・ヘルシング シーズン5』の感想

ついにシーズン完結

 長かったこの作品もついにラストシーズン。メインの話にはしっかりと決着が付きます。
 完結すら出来ないドラマが多い中、ここにたどり着けたというだけで偉い。本当にそう思います。

最終シーズンとは思えないほど無関係なエピソードが多い

 ただ、本当に無関係なエピソードが多いです。アイボリー以外のシスターフッドが殺される5話、ジュリアスの過去を描く6話、坑道での戦いを描く8話、そしてほとんどが過去の映像のフラッシュバックで構成されている9話。
 最終シーズンでも本筋の話と全く関係のないエピソードがたっぷりと詰め込まれています。それならラスト近くでいきなり出てきた前大統領や、レジスタンスの掘り下げとかを…

 ジュリアスの過去話は嬉しかったですけど、できればもう少し前にやってほしかった…

最序盤の回想編はまあまあ、それ以降は終盤までいまいち

 ルーマニア編はまあまあでした。
 ただ、得体の知れない恐ろしい存在であったダークワンがそれ以降一気に俗っぽくなってしまった感じもあります。
 ラストのダークワンとヴァネッサとの超能力バトルみたいなのも個人的にはうーん…

なんとかストーリーの回収は終わらせた

 最終話まで?と首を傾げたくなるような展開はありますが、概ねここまでたどり着いた視聴者なら満足するラストかなと。
 ジュリアス・ドク・フレッシュと言った初期から引っ張ってきたキャストが最後の場面に居ないのは少し残念ですが…

 シーズン1からは想像も出来ないほどホラー要素が薄れ、なんだかよく分からない着地の仕方をしてしまったな、というのが正直なところ。

 ただ、ヴァネッサ達がしっかりと幸せになったようなのでまあいいかなと…

 スタッフやキャストの皆様お疲れ様でした、という感じです。


『ヴァン・ヘルシング シーズン5』の他の方の感想

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