『史上最悪のルームメイト』あらすじ&ネタバレ感想【Netflix オリジナルドキュメンタリー】

2022年5月4日水曜日

Netflix クライム シリアス ドキュメンタリー

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『史上最悪のルームメイト』の簡単な概要

 本作は2022年公開のアメリカで起きたルームメイト(同居人)にまつわる忌まわしい4つの話を集めたドキュメンタリー作品です。
 本作は1エピソードあたり40分~60分となっています。Netflixオリジナル作品ですので、当然視聴出来るのはNetflixだけとなっています。

 内容としては、事件がどのように起きたかを実際のルームメイトたちを交えて語られていく物となっています。ドキュメンタリーですが再現映像はカートゥーンのようなちょっと変なものに。
 扱っている事件としては、殺人事件が2つ、詐欺が1つ、不法占有(その後別の犯罪)が1つであり、刺激的な事件…というよりは、陰湿なものが多い印象でした。
 『史上最悪のルームメイト』の視聴はこちらからどうぞ。 異常対抗

『史上最悪のルームメイト』のあらすじ(ネタバレ)

「おばあちゃんと呼んで」

 精神病の方や薬物依存症の後遺症に苦しむ人たちをルームメイトとして共に生活していたドロシア・プエンテ。彼女は地元の名士とも交流があり、気のいい女性として広く知られていた。
 そこに一人の元ホームレスが転居してくることに。しかし、入居後に彼と連絡が取れなくなったことで不審に思った女性が通報を行う。
 すると、詐欺や薬物を使った窃盗によって幾度も逮捕されていたドロシアの過去が明らかに。
 警察が彼女の家に踏み込み、行方不明の人物を探すと、庭から得体の知れない謎の骨が複数人ぶん掘り返される。彼女はルームメイトの年金目当てに見よりのない人々を次々と殺害していたのだった。

「静かな人には気をつけろ」

 元軍人の大学生、マリベル・ラモスはある時、KCジョイと呼ばれるアジア系の人物をルームメイトとして迎え入れる。
 マリベルの妹は露骨にマリベルへと言い寄っているKCジョイを快く思っていなかったが、ある日マリベルは失踪することに。
 当然KCジョイが疑われるが、なかなか証拠が見当たらない。そこで、警察は彼の調査を開始。ある日彼が図書館のパソコンである場所を調べたことが決定打となった。
 KCジョイが調べていた場所を調査すると、マリベルの遺体が発見される。

「マラソンマン」

 ヨセフ・カーターというアスリートの男とチリのホステルで生活を始めた女性。
 しかし、彼の言動が明らかに奇妙であることに気がつく。それもそのはず。ヨセフは国籍を偽り、寄付を集めてそれを持ち逃げする、不動産の詐欺などに手を染めている犯罪者だったのだ。
 ある日彼と別のシェアハウスに誘われる女性だったが、途中で彼に暴行され、死にかける羽目に。
 しかし、警察はヨセフを逮捕することが出来ず、チリ警察は出国を許してしまう。恐ろしいことに、今もヨセフは野放しになっているのだ。

「同居人求む」

 法律の知識を悪用し、シェアハウスを不法占有し続ける男、ジャミソン・バックマン。
 彼の悪行は単に不法占有し続けることだけではなく、他人を恫喝することに長けており、巧みに不法占有先の相手に暴行の冤罪を擦り付けたり、不法占有相手のペットを奪ったりと、かなり悪辣なもの。
 しかし、そんなジャミソンの悪行はある時に終わりを告げる。不法占有されていた住人の一人が毎夜パーティーをすることで彼を逆に追い詰め、逃げるように去らせることが出来たのだ。
 だが、ジャミソンの話はそれで終わりではない。その後彼は兄の元へと赴くと、兄を殺害。動機は明らかではないものの、社会的に成功している兄に対するコンプレックスが疑われていた…

『史上最悪のルームメイト』の感想

えげつないドキュメンタリー

 最初のドロシアの話からそうなのですが、基本的にどのエピソードも胸糞の悪いものとなっています。
 大量殺人を犯しているドロシアの話が一番キツい物ではありますが、ストーカー気質のKCジョイやサイコパスとしか思えないジャミソンのエピソードもなかなか酷い。
 そういう意味でも万人受けする作品ではないでしょう。

ここが見どころ

 正直、再現映像の代わりとして映し出されるアニメ風の演出は好みではなかったのですが、事件の関係者に丁寧にインタビューを試みている点は好印象。
 被害者、加害者の知人、被害者を知る人、警察官。多数の関係者の証言から事件が多角的に映し出されていく作品となっています。

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