『イントゥ・ザ・ナイト』シーズン2 あらすじ&ネタバレ 感想【Netflix オリジナルドラマ】

2022年6月28日火曜日

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『イントゥ・ザ・ナイト』シーズン2の簡単な概要

本作はヤチェク・ドゥカイの『The Old Axolotl』を原作としたベルギー発のSFドラマ、イントゥ・ザ・ナイトのシーズン2となっています。
シーズン2からはNATO大使役としてアストリッド・ホウェットノール、ハビエル・ゴディーノの二人がレギュラー入りをしています。

太陽の光を浴びると死んでしまう世界になってしまったシーズン1のラストで、なんとか隠れる場所を見つけたシルヴィたち一行。だけどそこには先客がいて…というのがシーズン2の大まかなあらすじです。

 制作は前作と変わらず、Entre Chien et Loupというブリュッセルに拠点を置いている制作会社のようです。
 企画・製作総指揮はジェイソン・ジョージ、後述する本作のスピンオフや、『ラスト・プロテクター』、『アティエ』というトルコドラマでも製作総指揮しているそう。

放映時間は全6話で各話35~40分程度と、前作とそう変わらないものとなっています。

重要事項ですが、本作は先日配信された"ヤカモス S-245"というトルコ発のドラマがスピンオフとして存在しており、その内容が本作にもバッチリと関わっています。

『イントゥ・ザ・ナイト』シーズン2のあらすじ

シーズン1のラストでNATOの防空壕にたどり着く事が出来たシルヴィ達。
防空壕にはNATOの軍人である大佐率いる兵士たち、NATO大使であるヘラルドテア達が先客として存在し、しばらくの間安定した生活を行っていた。
その間にホルストやヤクブ、ローラ達は実験として致死的な存在となった太陽光から生き延びる為に、様々な方法で鼠を日中太陽下に晒し、生き延びる方法を探すも、失敗が続く。
また、前シーズンからの関係の続きとして、アヤズとザラの関係が進展していく。それに加えてイネスとNATO兵士の一人であるマルクスとが関係を深めていく。

ある時、備蓄していた食料が事故で焼失してしまった事をキッカケに、ノルウェーに存在しているスヴァールバル世界種子貯蔵庫の植物種子の確保が考えられるように。
それだけでなく、ザラとドミニク親子が発電機の存在する部屋に閉じ込められてしまい、出られなくなってしまう。

悪いことに、彼女達が部屋にいる間は排熱の為に発電機を動かすことが出来ず、防空壕の中の気温は次第に上昇していく。
親子を助けるために扉を切断する工具を求め、防空壕まで乗ってきた飛行機を目指すシルヴィ達と兵士だったが、彼らは飛行場で何者かによって破壊された飛行機を目撃する。ロシア人の仕業ではないかと疑う一行。
そして、その過程でシーズン1の最後にシルヴィが行ったテレンツィオの殺害が、NATO兵士たちのリーダーである大佐に知られる事に。

しかし、大佐は親子を犠牲にしてでも発電機を再稼働させようとした時、それに反対する乗客組との諍いの中の事故で命を落とす。また、工具を手に入れられなかった事で親子もまた命を落とす。
悲しみにくれる乗客達と、親子と特に親しかったアヤズ。だが、大佐はシルヴィのテレンツィオ殺害の決定的証拠となる映像を手に入れており、兵士たちはそれを目撃してしまう。
2つのグループの対立が深まる中、破壊されたものとは別の飛行機でマチュー、テア、アヤズ、オスマン、そしてマルクスがスヴァールバル世界種子貯蔵庫へと向かう。

取り残された残りの乗客達は兵士たちによって監禁され、ホルストはリンチされる事に。さらに兵士たちはリックを味方につけ、乗客達を内部分裂させようとする。
イネスは助けを求めてノルウェーに向かった集団に連絡を取ろうとする際、アヤズにある事を伝えたが、兵士の一人と揉めて防空壕の外へと追い出される事に。

一方ノルウェーに向かった集団は、種子倉庫でジアという名の職員と出会う。彼女は精神を病んでいたが、一行は彼女を防空壕へと連れ帰ろうとする。
しかし、説得に失敗。飛行機の操縦席に立てこもったジアは暴れまわり、機体を破壊してしまう。彼女は結局太陽に殺されてしまう。
帰る足を失い、途方に暮れるアヤズ達。

また、シルヴィ達は防空壕での主導権を取るために反乱計画を練るが、それを聞いていたリックがヘラルドに伝えてしまい、ヘラルドは兵士たちに密告。
兵士たちはシルヴィ達を暴力的に裁こうとしたが、その際にロシア人が防空壕へと突入してくる。追い出されたイネスが、外でたまたま遭遇した彼らを誘導してきたのだ。
ロシア人達も何者かに攻撃されており、その報復にやってきたのだと言う。

防空壕に突入したロシア人とNATO兵士との揉め事の際にヘラルドは死亡するも、後にどちらも攻撃を行っていないことを知り、和解。
だがシルヴィ達は倉庫に押し込まれてしまう。彼女達はそこで、兵士達に腹を刺されたリックと遭遇する。

防空壕ではホルストの機転もあり、シルヴィ達は排気口から脱出することに成功していた。
ロシア人の乗ってきたヘリコプターを奪い、ノルウェーへと向かう事になったシルヴィ達。
ヘリの離陸の時間を稼ぐため、深手を負っていたリックは兵士たちを道連れとして犠牲になる。

一方ノルウェーでは、種子倉庫の中でアヤズがマルクスを問い詰めていた。
マルクスこそがサラとドミニクを閉じ込め、結果として二人を殺害した犯人だとイネスに知らされていたのだ。
激昂したアヤズは、マルクスに銃を向ける。

だが、突如として潜水艦に乗った謎の集団がノルウェーに現れ、その内の一人が種子倉庫へ向かう。
ちょうどそのタイミングで、アヤズがマルクスに銃を向けていた。それを止めようとする謎の人物。アヤズは彼に銃の引き金を引いてしまい…
結果は明らかになることなく、場面は移り再び防空壕へ。そこでは鼠が生き延びており、太陽が正常になった事を示唆している。
エンディング。

『イントゥ・ザ・ナイト』シーズン2の感想

入り乱れすぎる人間模様

シーズン1は機内とその周辺だけで描かれていたイントゥ・ザ・ナイト。今シーズンからは防空壕やノルウェーなど、ちょっとだけ舞台の幅が出てきます。
でもちょっとだけです。相変わらずメインは閉所です。そこで色々揉めて…という作品です。
ただ、シーズン2は前シーズンより大分話のテンポが遅いというか、締まらない印象。

シーズン2はなんだか別の作品みたい

ちょっとというか、大分違う話のように感じました。
それもそのはず、謎の現象から逃れるために次から次へとトラブルが起きるシーズン1とは違い、最低限の安全は確保された中で揉めてる話になってしまいました。
テンポの良さを高評価していた自分としては、ちょっと好ましくない変化だなと。

謎の集団はスピンオフの方々

シーズン2のあちこちで存在が示唆され、最後についに姿を現した潜水艦と、その乗組員たち。
彼らはスピンオフドラマである『ヤカモス S-245』というトルコドラマの人たちなのですが、このドラマだけ見ている人たちにはさっぱりわからないのではないでしょうか?
海外レビューを見る限りだと、ヤカモス S-245が実質的なシーズン3という事で、ますますよくわからない事になりそうな予感がします。

フォーカスの当たる人物の変化

シルヴィ中心だったシーズン1と異なり、シーズン2ではだいぶ色々な人物にフォーカスしています。
例えば、準主役級になっているアヤズ。それに大分出番の増えたイネス。それと怪我の影響もあったシーズン1よりだいぶ逞しくなったマチュー。
シーズン1の最後にやってしまった事が騒動の原因になってしまったこともあり、シルヴィの存在感はだいぶおとなしめになっている印象でした。

シーズン3は?

ヤカモスS-245が実質的なシーズン3との話はありますが、今のところこちらのシーズン3が発表されていないのが気になるところ。
まさか、このまま打ち切りなんてことは無いですよね? 気になる感じです。

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