『ダイ・ハート』あらすじ&ネタバレ 感想【Prime Video オリジナル映画】

2023年3月16日木曜日

B級映画 Prime Video コメディ 映画 劇場未公開

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『ダイ・ハート』の簡単な概要

  本作は『ジュマンジ:ウェルカム・トゥ・ジャングル』『ペット』などでおなじみのケヴィン・ハートが、本人役で演じているコメディ映画となっています。吹き替えは奈良徹さんが務めています。 

 共演者には説明不要であろうジャン・レノにジョン・トラボルタ(吹き替えは井上和彦さん)、『メイズ・ランナー』や『ゲーム・オブ・スローンズ』のナタリー・エマニュエル(吹き替えは藤井ゆきよさん)、『ライフ・ドア 黄昏のウォール街』や『ブラックホーク・ダウン』のジョシュ・ハートネットと豪華な面々。

原題は『Die Hart』とそのまんまですね。題名からして名作映画「ダイ・ハード」のパロディです。

 放映時間は1時間24分と最近の映画にしては少し短め。というのも、実は本作は1話が8分程度のショートドラマシリーズであった物を、一本の映画としてまとめた物です。

 実は2の制作が既に決定しており、そのトレーラーも公開されていたりします。

『ダイ・ハート』のあらすじ(ネタバレ)

  コメディ映画へ多く出演している"ケビン・ハート"はインタビュー番組の出演をキッカケに怒りを爆発。
 自分が主役のアクション映画に出たいと代理人に熱望していたところ、ジャン・レノが演じる"ヴァン・デ・ベルデ"という一流の映画監督からオファーが来ていると知らされる。

 ケビンを高く評価しているヴァン・デ・ベルデだったが、ケビンが主役を演じる代わりに、アクションスター養成所で訓練を行うことを要求。

 最初は断るケビンだったが、ビルとビルの間を飛ぶ度胸試しで自身の実力を目の当たりにし、渋々訓練を受け入れる事に。

 山奥に存在している養成所にたどり着いたケビンだったが、そこでジョン・トラボルタ演じる教官の"ロン・ウィルコックス"が怪しげな男たちと揉めているシーンに遭遇。そこに巻き込まれ、バットで殴られ気を失うことに。

 意識を取り戻したあと、ロンから養成所の紹介を受けるケビン。だが、どうにも養成所自体が怪しい感じ。

 火災現場を模したセットで全身に火が付いても消してもらえず、養成所での同僚となるナタリー・エマニュエル演じる"ジョーダン・キング"を誤って傷つける事になってしまったり、事務所には絶対に近寄らないように厳しく言われたり…

 ケビンがあまりタイプではないと語るジョーダンと微妙に仲を深めていく間に、ロンは突然奇妙な行動に。

 実はこの養成所自体が映画のセットで、ヴァン・デ・ベルデが撮影する新作映画としてケビンの生の姿を撮影している事が明らかに(当然ケビンはそれを知らないまま)

 一方、ロンを不審に感じたケビンはロンの事務所へと忍び込み、その中で奇妙なネックレスを発見する。それは最初彼が養成所に足を踏み入れた時にロンが揉めていた男が身につけていた物だった。

 ロンがその男を殺しており、ロンはそれを自分が知ったとと信じるケビンは、ジョシュ・ハートネット(本人役)が養成所に到着し、ロンが彼と共に銃を使ったアクションを行おうとした所で養成所から逃げ出す。

 その途中、山中で苦手なリスと遭遇したりしつつも、強面の男が住むトレーラーハウスにたどり着いたケビンは、なんとか代理人と連絡がつく。代理人から、アニメ映画の犬役のオファーが来ている事を知らされるケビン。
 だが、強面な男を救ったことで養成所に戻ることを決意。

 養成所に戻ったケビンだが、ロンは相変わらず。だがジョシュ・ハートネットが帰宅しようとした時に謎の男たちが現れ、ジョシュ・ハートネットを爆死させる。どうやら謎の男たちはギャングで、ロンが殺した仲間の復讐に来たとのこと。

 ここでジョーダンが、これまでの事は全て嘘で、ケビンを使った新作映画を撮影していた事をネタバラシ。あちこちに仕掛けられたカメラを見せる。だがギャングたちは脚本にはなかったとのこと。

 ロンは強面の姿に反し実は臆病でビビり散らかしていたが、彼らにネックレスを渡し、事情を説明しろとケビンが説得。だが、ロンはあえなくギャングに殺される。

 その後、ジョーダンの助けも有りギャングの手下を倒すケビン。だが、逃げる途中でジョーダンはギャングのボスの凶弾に倒れる。

 そしてケビンとギャングのボスとの一騎打ちが始まり、リスの助けもあってボスを倒すも、時すでに遅くジョーダンは息を引き取った……
 かに思えたが、実はこれも台本通り。ヴァン・デ・ベルデが現れ撮影終了を告げた。

 その後、出来上がった試写室で映画の出来栄えに満足したケビンはジョーダンとロンの二人に感謝の言葉を述べたあと、インタビュー番組を見始める。

 そこでヴァン・デ・ベルデ監督の最新作の主演としてインタビューを受けていたのはなんとリスだった。実は映画の主役はリスだったのだ、というオチでエンド。

『ダイ・ハート』の感想

映画というよりは…

  本作ですが、前述した通り本来は数分のコメディドラマであった物を映画として纏めた物です。
 最初はそれを知らなかったのですが、調べたら妙に納得してしまいました。

 その理由としては、だいぶギャグのノリがクドいんですよね。終盤までケビン・ハート弄りを節操なく続けるんですけど、それが結構しつこいんです。

 ケビン・ハート本人が本人役をしている辺り、自虐ネタではあるんでしょうけど基本的には彼を下げるネタなのでだいぶ食傷気味になるというか…

ギャグも人を選ぶ

  俳優ネタ、出演した作品ネタが多く、そこまでの知識が無いと頭に???が浮かぶこと間違いなしです。自分はジョシュ・ハートネット関連のネタはわかりませんでした…

 ただ、終盤で出てくるケビン・ハートへの新作アニメ映画への出演依頼は間違いなく「ペット」を下敷きにした物で個人的には好きですし、要所要所にちょっと笑えるところがあるのでまるっきり駄目とも言えないのが難しいところ。

不釣り合いなくらい吹き替えが豪華

  作品自体の出来は?な感じの本作ですが、吹き替えキャストがはしっかりしすぎてます。
 井上和彦さんが出てるくらいですしね。訳もしっかりしており、吹き替えの方がお勧めな感じ。

 ドラマ自体は2020年に放映された物で、主役のケビン・ハートも日本で物凄く人気が高い、というわけでもないのにこの力の入れようはすごい。

『ダイ・ハート』の他の方の感想

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