【Netflix】『新型コロナウイルスをダイジェスト』ウイルスの正体、歴史に学ぶ対処法、そして解決への道筋は ――感想

2020年5月3日日曜日

Netflix シリアス ドキュメンタリー 実話系

t f B! P L

作品情報

 簡単な解説


 今や世界的脅威と化した新型コロナウイルス。様々な影響が全世界で引き起こされています。
 『世界の今をダイジェスト』シリーズのスピンオフとして、本作はそのコロナウイルスについて解説していきます。

元のシリーズである『世界の今をダイジェスト』も時事ネタを多く取り扱っているようです。



 映像へのリンクはこちら

 制作元・基礎情報


 配信元はVox.com、アメリカのリベラル系ニュースサイトです。
 技術系ニュースサイトであるThe Vergeと同じ運営元みたいですね。

 感想(ネタバレあり)


 ウイルスの今をダイジェスト

 ダイジェスト、とあるように、現時点での世界の様子(と言っても、主にトピックとして触れられているのは欧米諸国中心ですが)をまず再確認し、スペイン風邪や天然痘と言ったかつての流行病を主な例として挙げつつ、現在世界各地で蔓延しているCOVID-19(新型コロナウイルス)について紐解いています。

 この厄介者はどこから来た?

 この厄介なウイルスの起源はコウモリに存在していたRaTG13というウイルスが、何かの動物を経て人間に感染するようになったのでは、という仮説(現時点では、です)やその感染力を、歴史上に存在している無数の感染症と比較して解説してくれます。

 その合間には、これまで多数の警告が存在していたのにも関わらず、人々は耳を傾けて来なかったという厳しい現実も。

 何故ロックダウンしているのか、そもそもロックダウンって何?

 そして現在世界各地、そして日本でも行われているロックダウンという施策の解説に移りますが、ロックダウンの歴史はペストの流行、つまりは黒死病の時代にまで遡るというのだから驚きです。

 スペイン風邪の際のアメリカ、外出規制を行ったセントルイスと行わなかったフィラデルフィアとを比較し、その効果がどれほどの物であるかを提示してくれます。

原始的ではありますが、効果はお墨付き、というわけですね。

 展望は暗め

 そして最後に、何故ここまでウイルスが拡散したのか、そしてその見通しは? という部分に移るのですが、ここはちょっと色々と歯切れが悪いような。

 中国の対応が遅れ、その次はイタリア、そしてアメリカ。全ての国に責任があるように説いていますが、とてもそうとは思えない部分もあるのも現実。

 更に、基本的にはワクチンが出来るまで耐え忍ぶしか無いというのも、少し厳しい論調ではないかなと。

 実に分かりやすいが、歯切れの悪い部分も

 少し?となる部分もありましたが、全体的にグラフィカルで分かりやすく、面白い物でした。今の状況を理解できない~って人には是非おすすめしたい動画ですね。


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