作品情報
簡単な解説
制作陣・キャスト
このシーズン2からはミッシー・ペリグリム演じるスカーレット・ハーカーをメインに、そして吸血鬼の一派を率いていたジュリアス役のアレクス・ポーノヴィッチが本格的に参加します。
人間と吸血鬼の争いはさらに激化し、サムの狂気もまた加速していくこのシーズン2。新たな登場人物であるスカーレット・ハーカーの正体もあり、見逃せないシーズンとなっていますね。
あらすじ（ネタバレ有り）
シーズン1の最後でドミトリーの居城でデュランと再開したヴァネッサ。
しかし、彼女は吸血鬼となっていた。彼女を裏切る形となっていたモハメドと協力し、デュランを追うヴァネッサ。
一方、ヴァネッサを探す最中、ドミトリーへの反逆に参加したフレッシュはラッキーというレジスタンスの女性と出会い、恋に落ちる。
ヴァネッサはデュランを追う最中、吸血鬼の一派を率いるリーダーであったジュリアスを人間に戻し、傷ついたモハメドと分かれる事になるも、探し求めていたデュランを人間に戻そうとして失敗。愛娘を目の前で失う事に。
一方ドクは人間のコミュニティでジョーリーンという女性と出会い、惹かれ合う事に。
しかし、彼女の前にかつて出会ったグループの一員であったキャリーという少女が現れる事に。
キャリーはなんと吸血鬼となったアクセルに血を盗み出しており、その過程でドクはコミュニティから追われる事に。
ドクはかつて見捨てたアクセルと共に、ヴァネッサを探して旅をする中、今や吸血鬼となったサム(元盲目の殺人鬼)は殺戮を楽しんでいた。
愛娘を失って失意に暮れていたヴァネッサとの戦いを経て、ようやくドクとアクセルはヴァネッサとの合流に成功。デュランを人間に戻せなかったトラウマで躊躇したものの、なんとかアクセルを人間に戻せた彼女はかつて通り過ぎてきたファームと呼ばれる軍施設の一角のヴィジョンを見続ける。
ファームに戻ったヴァネッサは、双子の妹であるスカーレットと過去の記憶の交換を行い、吸血鬼たちの長老を封印している地への鍵を手に入れた。
しかし、ヴァネッサは突如現れた謎の組織に拉致され、鍵はドミトリに奪われる。
一方、ドミトリは女吸血鬼の一団であるシスターフッドを指揮下に入れ、長老の復活へと急ぐ。
そんな中、ブラックテックと呼ばれる組織に拉致されたヴァネッサは長老を研究対象にしているハリソン、彼に協力しているアビゲイルとの諍いの後、撃ち倒されて意識不明に。
一方鍵を奪われたスカーレット達はドミトリを追い、クルックドフォールズ気象観測所へとたどり着く事に成功。
そこで知能を持ち、日の下を歩く事が出来る吸血鬼たちとの戦闘でラッキーとフレッシュを失った一行。
しかし、スカーレットは気象観測所の生存者達のリーダーが自分たちの母親である事に気がつく。
二人はドミトリが長老を復活させる事を阻止する為に、長老の墓へと赴く。ドミトリ達、スカーレット達の過去のヴィジョンを体験させる試練を経て、両者は激突。最終的にドミトリは長老の復活に成功する。
だが、長老はヴァン・ヘルシングの血を継ぐものに忠誠を誓った存在であり、ドミトリを殺害。
スカーレットの命令を受けてヴァネッサの元へと向かい、彼女を復活させる事に成功した。
感想(ネタバレあり)
唐突すぎる始まり
S2、本当に唐突に始まるので驚きました。
というよりS1があまりにもぶつ切りというか、話の途中で終わっているみたいになっていたからですね。
人間たちの反乱が始まるも、ヴァネッサは囚われたまま、なんとか逃げ出してデュランと再会……というぶつ切りな終わり方、これで打ち切りになってたらどうなってたんでしょう（笑）
全体的にぶつ切り、場面転換がわかりにくい
このぶつ切り感はこのシーズン2全体について回る感があります。アメリカの地理感が無いのもありますが、そもそもヴァネッサ達が今どこに居るのかもわからない！
移動してるのが短い距離なのか、長距離移動なのか…S2最後の地になるクルックト・フォールズも、シーズン中度々名前が出てくる割に意外とあっさり着いてしまいますし。
ダイジェスト見せられてるような感じになっちゃうんですよね。
サム、とにかくしつこくてグロい
また、サムの話がやけに長い上に本筋と関係なく、しかも全く解決しないままS3に続くのは好みが分かれそう……
彼が出てくるとエグい話になりますし。強烈なキャラクターではあるのですが、今の所特に本筋に関わるキャラではないので、ここに尺を取られてるのがなんだかなあと。
魅力的ではあるけど、後付け感もある設定
また、S2ではS1では隠されてきたヴァネッサの過去、そして血筋に関する話が本格的に触れられるわけですが、ここもちょっとご都合主義的かなと(幼少期の記憶が丸々抜けてたり、双子の妹の存在を忘れてたり)
キャラクターは生き生き
新キャラのスカーレットはいいキャラしてます。ハーカーという姓もニヤリと出来るネタですね。それに何より、タフガイのジュリアスがいい味出してます。
S1では主に敵役としての出演だった彼、人間に転化させられてからはお茶目な部分(1930年代の人間だった為、現代のお菓子に興味津々)を見せたり、苦悩する姿を見せたりと実にいいキャラです。娘を失った後のヴァネッサ(と本編の)迷走具合をよくカバーしてくれていたと思います。
ヴァネッサは相変わらず眠りの森の美女
しかし、また囚われてドミトリとの決戦にも参加できないヴァネッサ、主人公としては実に不憫…。
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